お正月の行事の1つに「七草粥を食べる」という習慣がありますよね。
この七草粥ですが、

2019年は何日に食べると良いのか?
朝昼夜のいつ食べると良いのか?
また、中に入れる野菜の種類やその栄養など、七草粥についてまとめました。
ちょっと気になるカロリーもご紹介しますね^^ ダイエット中の方もご参考にどうぞ。
この記事の目次
七草粥っていつ食べるものなの?2019年の食べる日にちは?
七草粥を食べる習慣は知っていても、いつ 何日に食べるのかはっきりわからない・・ということはありませんか?

実はこれ、毎年同じ日なんですよ
2019年のお正月も例外ではありません。
ただし、一般的な日は1月7日ですが、日本全国でこの日に七草粥を食べるのかというとそうでもないんです。
地域によってけっこう違いがあるんですね。
1月の中ごろというところもあれば、2月に入ってからとところもあります。
2月になると、もうお正月気分はどこへやらですよね^^;
七草粥=お正月行事という感覚の私にはびっくりでしたが、新潟や富山などの一部では、月遅れの正月行事として、2月7日に食べる地域もあるようです。
さらに!
七草粥を食べる日として知られているこの日ですが、食べるものもおかゆではなく雑炊にしたり、お餅の入ったお雑煮風にして七草を食するところもあります。
こういったことからも、何がなんでも絶対に1月7日に食べなきゃ!とまで思い込む必要はなさそうですね^^;
病気の時もあれば都合が合わないということもあると思いますし・・・
なので、いつ食べるものなのか?では、
・七草粥を食べるのは1月7日
・毎年同じなので2019年もこの日
という一般的な日にちを覚えておくと良いですね^^
七草粥を食べる時間帯はいつ?朝 昼 夜など決まりはあるの?
七草粥を食べる日は1月7日ですが、

時間帯は「朝」です。
つまり、朝食に七草粥を食べるのが一般的となっているんです。
え?朝?忙しくてムリ~!と思ってしまう人も多いかもしれませんが、実は、夜のうちに下ごしらえをしておくというのが通常なんです。
これにはちょっとした理由があります。
もともと中国の風習であった七草粥を食べる習慣は、お役人さんが1月7日に昇進できるかどうかが決まる日であり、出征を願う意味合いで食べていたと言われているからです。
たくさんある中の一説ではありますが、これを聞くと朝に食べるのも納得といった感じですよね^^
ただし現代の日本では、七草粥を食べる時間帯を意識する人は減っているようですよ。
1月7日と言えばまだ子供が冬休みの最中ですし、お正月で乱れた生活のまま起きるのは昼頃という家庭も多いですよね。
なので、家族がそろった時にみんなで食べるという家庭が増え、夕食に七草粥を食べることが多くなっています。
こちらも、いつ食べる?の日にちと同じで、特に意識しなくても家族で楽しめるのが一番ではないでしょうか^^
七草粥に入っている野菜の種類は?アレンジしてもいいの?
七草粥というからには、7種類の草(葉野菜)を入れるというのはわかると思いますが・・・
何々と何々と、と全てを知っている人も少なくなっていますよね(私はすぐに忘れて毎回確認が必要です 笑)
七草粥に入れる草(葉野菜)の種類
・セリ
・ハコベラ
・ナズナ
・ゴギョウ
・スズナ
・スズシロ
・ホトケノザ
これら、春の七草と言われる野菜です。
七草はミネラルやたんぱくなどの栄養がたっぷりで、利尿作用や消化を良くする成分なども入っています。
さらに、お粥にすることで胃腸にもやさしい食べ物なので、1日を元気で過ごすための朝食にも良いですが、1日の疲れを癒す夕食にもピッタリです。
だけど、絶対にこの春の七草にしなければいけないことはないので安心してくださいね^^
例えば、買い忘れたり、家族に苦手な野菜がある時なんかは、冷蔵庫の中にある野菜を使ったり、アレンジしてみんなが残さず食べられるようなものを入れても大丈夫!
種類の数だって、絶対の決まりはありませんよ。
6種類だからと言って良くない1年になるわけでもないですし、8種類入れたって不吉なことが起こるわけでもありません^^
ただ、七草粥には何を入れたらいいの?という人は、一般的な春の七草を入れてお粥にしてみるのが簡単ですね。

便利な世の中ですよね♪
このセットだと買い忘れもないですし、たくさん買ってムダになってしまうという心配もありませんよね^^
七草粥はなぜ食べる?何か意味があるの?
七草粥って日本ではなく、もともとは中国の風習だというのを知っていますか?
お粥と言えば日本でしょ?というイメージだったので私はちょっとおどろきだったんですが、中国のものだったんですね~。
七草粥はなぜ食べるのか?その由来は、

1月7日はお役人さんの昇進が決められる日だったそうですよ。
それで、出征を願って朝に食べられるようになったとのこと。
日本でも、試験事の前の日にかつ丼を食べたりしますが、このような縁起の食べ物とされていたようですね。
ただし、これはあくまでも一説として伝わっているものです。
今では、お正月の間に飲み食いをして疲れた胃を、休ませてあげるための風習とも言われています。
1月7日でお正月が終わる頃ということもあり、ごちそうやお餅ばかりが続いたお正月気分を、パッと切り替えるにはピッタリの食べ物ですよね。
なので、七草粥を食べないと今年は不幸になるとか、食べないと良い事が起こらない、なんてことはないのでで安心してくださいね。
ただ、栄養もあるお粥なので、お正月の行事の一つとして、家族で食べることはとても良いことだと思いますよ^^
七草粥は栄養あるの?野菜の成分の効果や効能
七草粥は、7種類の葉野菜を入れて作ったお粥で栄養がたっぷり!
ではさっそく、成分と栄養を見てみましょう。
・セリ
ビタミンやβカロテン、食物繊維などが豊富で、美肌や粘膜を強くしてくれる効果から風邪などの感染予防も期待できます。
また、抗酸化作用を持つ成分も豊富で、生活習慣病予防などにも。食物繊維もたっぷりなので便秘の解消効果も期待できますが、コレステロールを下げてくれることからダイエットにもうれしい食材です。
・ハコベラ
タンパク質が豊富な野菜で、含まれているサポニンには利尿作用効果が期待でき、むくみの解消にも役立つ成分です。
・ナズナ
ぺんぺん草とも呼ばれるナズナには、ビタミンやミネラル、食物繊維などが豊富に含まれていて、生活習慣病の改善予防や皮膚病、骨粗しょう症などの予防効果が期待できます。
・ゴギョウ
成分や栄養がまだ詳しく解明されていないと言われるゴギョウには、咳をしずめてくれる・痰を切りやすくしてくれるなどの効果効能があることがわかっています。
・スズナ
カブの葉の部分であるスズナには、食物繊維の他にも、ビタミンCやEもたっぷり含まれていて、便秘の予防や改善、むくみ予防にも効果が期待できます。
・スズシロ
大根の葉であるスズシロは、栄養価が高いことで有名な葉野菜です。
ビタミンAやC、カルシウムも豊富で、皮膚や粘膜の強化や美肌、骨粗しょう症予防などの効果が期待できます。
・ホトケノザ
食物繊維が特に豊富に含まれていて整腸作用があり、胃の健康にも役立ちます。
ホトケノザという同じ名前の食用ではない植物があるので注意が必要です!
七草粥に入れるホトケノザと間違わないように気を付けましょう。
春の七草の成分や効果効能はこのようになっています。
七草すべての中には約12種類の薬膳効果があると言われていて、
・風邪を引きやすくなる
・お正月の飲み食いで胃腸が弱る
このように、1月7日に食べるのにピッタリなんです。
また、それぞれの葉野菜は、名前や姿形から縁起物としても知られる食材です。
ゆっくり休んだお正月終わりの「さ~!これから新しい1年が始まるぞ!」と仕事にも生活にも気合いを入れたい日に食べるには、まさにうってつけという感じですよね^^
七草粥は太る?カロリーはどのくらい?
七草粥は7種類の葉野菜を入れた「お粥」ですので、カロリーはさほど高くないイメージがありますが、このあたりはどうなんでしょう?
七草粥のカロリーは、
1人分(200g)で約190kcal
あれ?あまり低くないのね?と思いましたか?
だけど、普通の白いご飯の場合は、200gで約336kcalなんです。
なので、

入っている野菜のカロリーは微々たるものなので、ダイエット中の人もあまり神経質にならなくて良いと思います^^
食べ過ぎると太るのは間違いありませんが(笑)、カロリーは低めですよ。
七草粥の良いところは、これだけで色々な栄養素が取り入れられることです。
もちろん、毎日これだけでは体に良くありませんが、いつものご飯よりカロリーが低く栄養も豊富ということなのです。
お粥は消化も良いうえに、七草は食物繊維も豊富なのでお通じにも悪くありません。
ですので、ダイエット中の人も草粥を食べて、新しい1年のダイエット目標の節目にしてみてはいかがでしょう?^^